【子どもが体験】プロ直伝! 2歳から始めるストライダー

2017.7.28 10:07 更新

読了時間:10分27秒

 

2歳から乗ることができる、ペダル無しのランニングバイク「ストライダー」は、バランス感覚の向上、ひいては自転車にすぐに乗れるようになるなど、それ自体の楽しさはもちろん、子どもの成長に役立つということで人気を呼んでいる。世界で150万台も販売されており、今や三輪車に取って代わる存在といえる。今回はそんなストライダーを始めるにあたっての注意点や乗りこなす秘訣を、ストライダーのアンバサダーに直接指導してもらった。幼い子どもを持つ親に、ぜひとも読んでもらいたい。

世界中で大ヒットしているストライダー。クラシックモデルは10,900円(税抜き)、「より快適に、安全に、より長く遊べる」をコンセプトに開発されたスポーツモデルは13,500円(税抜き)

ストライダーのアンバサダーである守上大輔さん(左)と有薗啓剛さん(右)。イベントや保育園などで、ストライダーの乗り方指導や安全指導を行っている

訪れたのは東京都練馬区にある「ストライダーエンジョイパーク としまえん」。慣れてくれば、ストライダーの利用が許されている公園などで遊ぶのもいいが、少なくともストライダーデビューの際は、しっかり整備されたオフィシャルパークを利用するのがおすすめだ。なお、ストライダーは自転車ではないので公道での走行はNG。

「ストライダーエンジョイパーク としまえん」は都内で唯一のオフィシャルパーク。ストライダーに夢中の親子連れが多く集まる

今回ストライダーで遊ぶのは、西山たいしくん3歳。ストライダーには以前に1度乗ったことがあるが、そのときは乗りこなせなかった。本人があまり積極的でないことにお母さんが困っていて、今回の挑戦に至る。アンバサダーの2人と挑戦することで、ストライダーの楽しさを体感できるか?

ストライダーを始めるにあたって、まず大切なのが安全性の確保だ。
有薗啓剛「ヘルメットはマスト。できれば肘パットと膝パットも着用してほしいです。また、ハンドルとシートの高さを変えられるので、子どもの体格に合わせてあらかじめ調整しておきましょう!」

ハンドルは大人の指の3本分ほどの間隔をとって固定すればOK

シートは座ったときに膝が少し曲がるくらいにセット

子どもは動きづらかったり、違和感があったりすることを嫌うが、安全のためにはプロテクターを付けさせるべき

とはいえ、プロテクターを付けるのを嫌がる子どもは多い。
守上大輔「そんなときは何も付けずに乗せてみて、子どもの走る楽しさを触発してから、乗るための条件として提示するのもありです。それまでは、保護者がしっかりサポートしてあげましょう」

こうした準備を経て安全を確保したら、ここからは実践。なお、始めてすぐはシートに座らず、ストライダーをまたいだまま進んでいく子どももいるが、慣れれば自ずと座って走れるようになるため、ひとまずはそれでも問題ないという。

そもそもストライダーは、転ぶことが前提の乗り物で、転倒のダメージが少なくなるよう設計されている。そのため、心配かもしれないが、自立心を育む意味でも過度な手助けは不要

少しずつでも自分で進めるようになれば、あとはどんどん走って上達していくのみ。
守上「そんな中で保護者が気をつけたいのは、やはり安全について。それを大別すると“止まること”と“何が危ないかを覚えさせること”の2つです」

ストライダーにはブレーキが付いていない。大人の感覚だと、ブレーキ機能がない乗り物に不安を覚えるかもしれないが、子どもだと話は別なのだとか。
有薗「ブレーキを操作するには握力が必要で、そもそも“止まる=ブレーキレバーを握る”という行為は、子どもにとっては複雑なんです。だから直観的な分、子どもにとって“止まる=足を使う”の方がとっさに判断しやすいんですね。

ストライダーは操作が直観的なため、びっくりする速さで乗り方が上達していく。そのため、初めに止まり方を覚えさせるのがいいという。
有薗「また、子どもはとっさの判断が苦手なので、保護者の“ストップ”の合図でしっかり止まれるように教え込むことも大切なんです」

乗り始めは子どもを褒めるなどすると上達が早くなり、保護者が一緒に楽しむのも、慣れさせるのに有効

進む先に待ち構えて呼んでみると、たどたどしくも着実にストライダーを進めていた

開始から30分もすれば、自発的に進むことに楽しむように

コース内の障害物にも挑戦。平坦なコースに慣れてきた子どもは、起伏などトリッキーな場所に面白味を感じる

今回挑戦してくれた子どもは、ストライダーに乗った経験が1度しかなく、当初お母さんは「なかなか自分から乗ろうとしなくて…」と困り顔だった。ところが、アンバサダーのお2人といざ挑戦してみると、1時間程度で乗りこなすように。最後には「もっと乗りたい!」と、その楽しさにどっぷりハマっていた。走る子どもを先導したり、ノセたりする様子はさすがアンバサダーといったところだが、守上さんによると、親が子どもと一緒になって楽しむだけで、子どもは自ずと乗るようになるという。そしてそれこそが、ストライダーが上達する一番の近道でもあるんだとか。

近年、自転車などで転んだときにとっさに地面に手を着けず、頭などにケガを負う子どもが増えているという。転ぶことが前提のストライダーでは、転びにくいバランス感覚を養うとともに、体験を通して“上手に転ぶこと”を体に染み込ませることができるという。


<ストライダーを始める際の第一歩>
・ストライダーのシートを体格に合わせてセッティング
・ヘルメットやプロテクターの着用
・ハンドル操作を覚えながら歩くそして、走ることに慣れさせる
・止まる練習をして覚えさせる


今回は、ストライダーの始め方をレクチャーしてもらったが、今はストライダーのライディングに慣れた子どもたちを対象にしたレースイベントが世界中で開催されており、そちらも熱気を帯びている。8月25日に公開予定のストライダー特集第2弾では、そんなレースイベントについてお届けします。


アンバサダー紹介

守上大輔(K&D MTB PERFORMANCE UNIT)
バイクトライアル歴16年
経歴:
2002 バイクトライアル世界選手権全戦参戦
2006 バイクトライアル世界選手権9位
2006 バイクトライアル九州大会2位
2008 バイクトライアル九州大会優勝
舞台:
2007~2010 マッスルミュージカル出演

有薗啓剛(K&D MTB PERFORMANCE UNIT)
バイクトライアル歴22年
経歴:
1995~2002 全日本チャンピオン(8年連続)
1996 エキスパートクラス世界チャンピオン
1997 国際マスタークラス昇格(世界で25名のうちの1人)
2002 TEAM VOLVO/Cannondale ワールドチームに所属(唯一の日本人)
舞台:
2004~2008 マッスルミュージカル出演
2008~2011 Cirque du Soleil「WINTUK」出演(New York)


Information
ストライダー公式HP

ストライダーエンジョイパーク としまえん
TEL:03-3990-8800(としまえん)
住所:東京都練馬区向山3-25-1
閉園日、開園時間:時期によって変動 ※詳しくは公式HPをご覧ください

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