【たまには料理】子どもが喜ぶデコ鍋とは

2016.12.23 12:05 更新

読了時間:7分12秒

年末年始のこの時期。忙しいのは仕事だけではない。人付き合いも盛んになるのがこの時期だ。そしてそれは妻も同様。先週末、妻が大学の同窓会へ。

久方ぶりに子どものおもりを仰せつかった筆者。ハイライトは子どもたちとの楽しい夕げ。

 

………さて、夕食はどうしたものか。

 

どうせなら子どもたちが喜ぶんで、できるだけ簡単なものを作りたい。そう考えた筆者がたどり着いたのが『デコ鍋』である。

食材を切って鍋に放り込むだけでできて、身体もあたたまる鍋料理は、料理慣れしていない男にも、冬の時期にも最適だ。加えて、デコレーションで見た目も華やか。

そこで今回は、筆者が自ら作ったその経験をお話したいと思う。妻の外出や体調不良など、急に料理を作らなければならないピンチに備えて、ぜひ見てほしい。

 

デコ鍋とはなんだ?

あなたも作ったことはなくとも見たり聞いたりしたことはあるかもしれないが、「デコ鍋」とは“デコレーションされた鍋”のこと。口で説明するよりもまずは写真を見てもらったほうがよいだろう。こんなものがデコ鍋だ。

デコ鍋

デコ鍋

こんな感じで、具材を切り抜いたりしたものや、大根おろしをキャラクター型に整形し、鍋の具材の上にのせたものなどがある。

筆者も今回、検索してみて知ったのだが、「デコ鍋」で検索すると、まるで山のようにレシピが出てくるのだ。人気とは聞いていたが、まさかここまで普及しているものだったとは驚きだ。

具材を切り抜くなど細かいことは到底できそうにないが、大根おろしを成形するだけならばなんとかなりそうだと思い、今回は大根おろしアートにチャレンジしてみることにした。

 

実際に何を作ろうか?

大根おろしアートを実施することに決まったものの、何を作ればよいだろうか。とりあえず筆者の頭に浮かんだアイデアはこんな感じだった。

・家族で観に行った映画『シン・ゴジラ』
・子どもと遊んでいる『ポケモンGO』のピカチュウ
・子どもでもわかる有名人「ドナルド・トランプ」
・年末の風物詩 ラスボス!「小林幸子」

シン・ゴジラは旧ゴジラ以上に造形が複雑だし、トラ◯プさんの顔なんか作れるわけがない。ラスボスは楽しそうだが、どの衣装も再現が大変そうだ…

いろいろ考えた結果、ここは子どもが一番喜びそうなピカチュウを作ることにした。造形も単純だし、これなら筆者でも作れそうだ。

 

作る上でのポイントはやはり色だろう。ピカチュウといえば黄色。だが、大根おろしの色は白。大根おろしに色を付けるにはどうすればよいのだろうか。

調べてみると、どうも単純な色であれば、醤油で色づけするのが一般的なようだが、それでは黄色が表現できない。さらに調べていくと、黄色にする方法がようやく判明した。
それは、大根おろしに卵黄を混ぜる、というものだ。その他の目や口は海苔の切り貼りで対応できそうだ。

 

お父さん、久しぶりに厨房に立つ!

そして当日、筆者はいよいよ台所に立つことになる。大根おろしの下には寄せ鍋を作ることにした。

さて、まずは大根おろしの作成に取り掛かる。一時期は大根が1本300円くらいしていたが、今回は1本138円とお安めだったので、マルっと1本購入してきた。なにせ初めての大根おろしアート、どれだけの大根を使うのかがわからない。多めに用意しておくに限る。

デコ鍋

結局、半分ほどおろした。
すりおろしたものをザルにあげ、水気を切っておく。

この間に通常の鍋の準備に取り掛かる。豚肉・白菜・ねぎ・しめじ・肉団子・豆腐などの具材を切り分け、鍋に並べる。上から市販の寄せ鍋のつゆを掛けて、火にかけて終了。やはり鍋は楽ちんだ。

ここまで終わったあとは大根おろしアートの作業だ。ポイントは胴体や頭など、パーツごとに作っておくこと。まずは、通常の大根おろしで試作を作ってみた。

デコ鍋

デコ鍋

デコ鍋

見よう見まねなので、まあ、こんなものだろう…

次に、目や口は海苔で作る。ちなみに海苔は切る前に少し湿らせたほうが切り取りやすい。パリパリの海苔だと割れてしまうからね。

デコ鍋

ハサミや、小さい包丁で目や口の形に切っていく。なかなか細かい作業だが頑張ろう。

デコ鍋

これを顔に貼り付けて試作品は完成だ。

デコ鍋

うん、そこそこの出来ではないだろうか。ちなみに赤いほっぺはラー油で再現してみた。
あとは、卵黄を混ぜた大根おろしで作るのみ!早速、大根おろしに卵黄2個を投入。

デコ鍋

これをよくかき混ぜ、先ほどと同じ工程を実施するとこうなる。

デコ鍋

いかがだろうか?ちょっとほっぺのラー油が崩れてしまったものの、黄色く色づき、それなりにピカチュウらしくなっていると思うのだが。

出来上がった大根おろしピカチュウを、形を崩さないようにフライ返しで鍋の上に移動。フタをしめて子どもたちのもとへ。

デコ鍋

まとめ

フタをあけた途端、子どもたちが歓声をあげてくれた。肝心の味だが、寄せ鍋のつゆとよくマッチしていておいしかった。また、卵を入れたからか、最後の雑炊もとてもおいしく食べることができ、子どもたちも筆者も大満足だった。

「デコ鍋」や「アート」というと身構えてしまうが、少なくとも大根おろしアートの場合は、それほど難しいものではない。なんだか粘土細工のようで、童心に戻って楽しく行うことができた。ただ、海苔の切り貼りは細かい作業で少々目が疲れた。今回作ったピカチュウは造形がわりと単純なので、はじめてデコ鍋を作るお父さんにもおすすめだ。

それから気付いたことは、「これなら子どもたちも一緒に準備を楽しめるのでは?」ということ。冒頭に述べたとおり、粘土細工のように簡単に作れるし、海苔などは親が切ってあげれば刃物も使用する必要がない。安全に楽しく、家族で楽しめる料理なのかもしれない。読者のみなさんも休日の夕飯に、家族で一緒にデコ鍋を作り上げてみてはどうだろうか?

ただし、インフルエンザやロタウイルスなどが流行る時期でもあるので、調理前の手洗いだけは入念に行うようにしよう。


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