冬なのにそうめん!!寒くても食べたいそうめん簡単レシピを紹介
ソーメン二郎さんは三輪素麺の里、奈良県・桜井市の出身。三輪そうめん製麺所(亀屋 植田製麺所)を営む家系に生まれ、そうめんに恵まれた環境で育った、そうめんの申し子。
ラーメン、うどん・そばの陰に隠れがちなそうめんを世間にもっとアピールするために、4年前から啓蒙活動をスタート。全国のそうめんを食べ歩いて、食べ方やレシピなどを雑誌やブログ、イベントなどで発信している、そうめんインフルエンサーなのです。
「夏だけではなく、そうめんは一年中おいしく食べられます」
そう断言するソーメン二郎さんに、料理を普段やらないようなビジネスマンに役立つ、そうめんの作り方・食べ方を聞いてみました。お正月料理を食べすぎて疲れてしまった胃腸にもオススメです!
●そうめんの選び方
「いろんなそうめんがありますが、手延べそうめんを食べていただきたいですね。職人さんが手で延ばしている、コシのあるそうめんが僕の中でのおいしいそうめん。機械で作られている麺とは違います。機械の性能が上がってはいるとはいえ、手延べそうめんと比べたら決定的に味が違います」
●そうめん作りの基本
「今までにそうめんを茹でたことのない人もいると思いますが、難しいことはありません。2分間、そうめんを茹でるだけです。そして水でそうめんをもみ洗いしてください。2回ぐらいで大丈夫です。ポイントは氷でしめること。最後に氷で洗うと、そうめんがしまります。あとは食べるだけです。めんつゆは冷蔵庫に冷やしておいてください。ぬるいと味が全然違ってきますから」
●冬のそうめんレシピ
「冬はめんつゆを使わないで食べるそうめんをおすすめします。以下の3つのレシピは、すぐに作れますので、ぜひお試しください!!」
『オクラとツナのたぬきそうめん』
材料(2人分)
そうめん……3束
オクラ……4本
ツナ缶……1缶
天かす……20g
めんつゆ(3倍濃縮)……100cc
湯……500cc
長ネギ(小口切り)……少々
七味唐辛子……少々
作り方
■1
オクラは大きめの小口切りにしてサッと塩(分量外)ゆでする。
ツナ缶は余分な油をきり、天かすと混ぜ合わせる。
■2
そうめんは表示どおりにゆで、冷水でもみ洗いして水気をよくきる。
■3
分量外の熱湯で器を温め、具材とそうめんを盛りつける。
めんつゆとお湯を合わせたものを注いで完成。お好みで長ネギと七味唐辛子を添える。
『煮干し入りニラキムチそうめん』
材料(2人分)
そうめん……3束
キムチ……100g
A
めんつゆ(3倍濃縮)……100cc
湯……500cc
煮干し……小10尾(約3g)
ニラ(5cmほどの長さに切る)……1/2束
作り方
■1
そうめんは表示時間どおりにゆで、冷水でもみ洗いして水気をよくきる。
■2
小鍋に、茹でたそうめんとAを入れて火にかけ煮立たせる。
■3
ひと煮立ちさせたのちに器に盛り、キムチを乗せる。
『ピリ辛タンタンそうめん』
材料(2人分)
そうめん……3束
木綿豆腐……1/2丁
キュウリ……1/4本
青ジソ……2枚
ミョウガ……1本
具入りラー油……適量
A
ゴマだれ……大さじ2
具入りラー油……大さじ2
冷水……150cc
作り方
■1
Aをよく混ぜて、冷蔵庫でよく冷やしておく。
■2
そうめんは表示時間どおりにゆで、冷水でもみ洗いして水気をよくきる。
■3
そうめんを器に盛り、くずした豆腐、細切りにしたキュウリと青ジソ、ミョウガを乗せて1を注ぐ。お好みで具入りラー油を追加でかける。
「そうめんはどんな食べ物とでも合う」
ソーメン二郎さんの言葉どおり、そうめんはアレンジ次第で食べ方が広がるものなのです。夏のイメージが強いそうめんですが、季節に関係なく積極的に食べていきたいですね。
◆取材協力:ソーメン二郎
公式ブログ:http://somendo.blogspot.jp/
公式Twitter: https://twitter.com/somenjiro
書籍:簡単! 極旨! そうめんレシピ ¥972(税別)
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