絶対NG! 仕事で成功する人は確実にやらない5つのこと

2017.6.10 12:07 更新

読了時間:7分48秒

大きく成功できない人がやりがちな失敗と、それを回避する方法

大きく成功できない人がやりがちな失敗と、それを回避する方法

Inc.:本当に成功するには何が必要なのでしょうか? 「天才賞」とも呼ばれるマッカーサー・フェロー(分野を問わず「人並み外れた独創性、創造性探究への献身、顕著な自己実現能力」を発揮する人に贈られる奨学金制度)受賞者のアンジェラ・ダックワースは、困難や挫折に直面してもやり抜くことができる能力「グリット」は、ほかの人が達成できないような大きな成功に到達するための重要な資質だと指摘しています。

しかし、エグゼクティブ・コーチでポジティブ心理学の専門家であるキャロライン・ミラーは、良いグリットと悪いグリットがあると言います。

ミラーは、「本物のグリット」がある人というのは、「ほかの人にもっと良い人になりたいと思わせたり、感情的に豊かになったり、前向きなリスクを取ったり、自分の最高の人生を生きるというような、難しい目標を情熱的に追求する人」だと定義しています。本物のグリットがある人は謙虚で、最善の決断をするために自分の知らないことを学ぼうとする、とミラーは言います。ほかの人は間違った理由で決断をしたり、自分の目標を達成する方法を見つけていないのです。

今回は、リーダーが犯しがちなよくやる失敗と、それを回避する方法をご紹介しましょう。

1. 変わるべき時が見極められない

ミラーはこれを「頑固なグリット」とか「馬鹿なグリット」と呼んでいます。「状況が変わり、もはやその目標は適切ではないという明らかな事実があるにもかかわらず、頑固に目標を追求するよこと」だと説明しています。頑固なグリットがある人は、どんなに勝ち目がなくてもひっくり返すだけの超人的な能力があると信じていると、ミラーは説明します。成功するのに必要なくらい働きますが、意味がないくらいやり過ぎていることは認めません。

一方で、成功している会社の歴史には、勝ち目がないような時も耐えてやり抜いてきた人がたくさんいます。では、これ以上不可能な目標に向かっていくのは意味がない時や、方向性を変えるべき時がきたというのは、どうすればわかるのでしょうか? ミラーは、個人的な「会社役員」を持っておき、難しい決断に迫られた時は、信頼のおけるその役員たちにアドバイスをもらうことを勧めています。「この“会社役員”チームは、臆することなく率直な気持ちが話せたり、尊敬できるアドバイスをくれるメンターやコーチのような人で構成しましょう。定期的にその人たちと連絡を取り合うことで、頑固で馬鹿なグリットを持たずに済みます」と言っています。

2. 目標に対して責任を持っていない

6ヶ月以内で達成する計画で、大きな目標を設定したとします。しかし、6ヶ月経っても、最初の一歩すら踏み出していないこともあります。日々の仕事をこなすのに夢中だったり、長期的な目標のことを考えるような暇もない仕事をしていたりするのが事実です。

誰もが忙しい日々を送っています。経営者の人は特に忙しいです。目標と、目標に向かう毎日のプロセスを、見直さなければならないようなシステムをつくることが重要です。その方法のひとつとして、カレンダーを使い、目標達成に近づくことをする時間を、自分の予定として確保しましょう。または、目標に対する進捗を定期的にチェックしてくれて、説明しなければならない人をつくるという方法もあります。

しかし、ミラーはもっと簡単でパワフルなメールを使う方法を勧めています。「目標への進捗を、自分対して説明しなければならないようにするのも、素晴らしい方法の1つです。やらなければならないことや、その目標がどんなに大事かという理由をリマインドしたりするメールを未来の自分に送り、常に目標に専念し続けられるように仕向けるのです」。リマインドをするには、Gmailのスヌーズ機能や「FutureMe.org」を使うなど、色々な方法があります。

3. 失敗した理由がわかっていない

これまで何かが起こらなかった理由を理解していなければ、おそらく何かを起こすことはできないでしょう。ミラーは「5つのなぜ?」という練習をするのを勧めています。まず、自分がうまくできない、もしくはまったく変えられないことについて考えます。次に「なぜできないのか?」もしくは「なぜやらなかったのか?」と自問します。

起こらなかった理由を探すだけではなく、それを検証し、理由が5つわかるまで「なぜできないのか?」と問い続けます。ミラーは「このように粘り強く問い続けることで問題の根幹にあるものや、ドミノ的に一気に効果がでるような変化を起こすにはどこからはじめればいいかを発見します」と言っています。

4. 時期尚早な決断をする

決断が遅すぎても早すぎても同じくらい問題があるので、これは少々厄介です。しかし、ミラーは「決断するまでどれくらい待つかという研究で、興味深いことがわかりました。一晩(もしくは何日か)寝かせて考えるまで決断をしないと決めた時は、決断までの辛抱が、辛抱というのは価値あることだと学びます。短期的な見返りよりも、長期的な報酬の方が良いという判断もできます」と言います。いつ決断をするかスケジュールを決めるのがいいようです。「数週間以内に決断すると決めましょう」とミラーは言っています。

5. 何を達成したいかではなく、達成目標を決める

何が違うのかと思うかもしれません。達成目標というのは、自分自身の行動にだけよるものです。たとえば、毎週ブログ記事を書くということであれば、達成目標は、実際に行動したかどうかの結果になるかもしれませんが、ブログの読者を増やそうとか、その予測などは入っていません。達成目標よりも、何を達成したいか(パフォーマンス)を決める方が賢明な理由はたくさんありますが、その理由の1つは、達成目標に到達することで、長い目で見ると役に立たない近道を選ぼうとするかもしれないことです。ミラーはこれを「エセ・グリット」と呼んでいます。

エセ・グリットがある人は、不正会計をしながら成功を大々的に発表するような野心的な人です。「エセ・グリットにならないようにする唯一の方法は、成功するためにゆっくりと我慢強く行くと決めることです。また、正直で信頼できる人をまわりにおくと決めましょう。困難な目標を達成する正しいやり方は、ベストを尽くす期限を決め、学習曲線を期待することです」とミラーは言います。

The Success-Killing Mistakes Even Smart People Make (and How to Avoid Them)|Inc.

Minda Zetlin(訳:的野裕子)

Photo by Shutterstock.

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Lifehacker


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