野菜が高い時の買物術!野菜摂取不足と家計ピンチ防ぐ3つの方法
「異常気象や天候不順などによる不作で野菜の価格が高騰」というニュースを聞くと、食費がかさむと不安になるかもしれません。前回の記事では、不作による野菜高騰を解消するために、国や生産者、販売者が行っている取り組みを紹介しました。今回は、家庭での買い物でできる工夫をいくつか紹介します。
小分け野菜を選んで、1購入あたりの量を減らす
スーパーなどの小売店では、単身世帯や高齢者世帯向けに、野菜を小分けにして売るケースが増えています。大根、キャベツなら半分や1/4個にカットしたもの、ピーマンやじゃがいもなどは1個単位でも売られているので、野菜が高いときは必要な分だけ購入するのもひとつの方法です。実際に、野菜が高くなると多くの家庭で小分け野菜を活用するようです。総務省統計局の家計調査のデータをもとに、2016年の野菜価格高騰時に消費者がどんな買い方をしたのか、レタスを例に分析したところ(※1)、1カ月に購入した回数は前年と変わらなかったものの、1玉ではなく半分などにカットしたものを購入した世帯がかなりあったことがわかっています。
価格が安定している野菜で代用する
異常気象や天候不順に左右されない野菜もあります。代表的なのはもやしなどのスプラウト類、サラダ菜など。これらは栽培施設で作られるため、安定して供給されます。もやしは価格高騰時の代用野菜の定番とも言える存在。また、ブロッコリースプラウトやかいわれ大根などは、種と野菜の栄養を併せ持つため、少量でも効率よく栄養を摂ることができます。多くの野菜が高騰している時期は、このような比較的価格が安定している、代用に適した野菜も使って調理すると良いでしょう。消費者庁による調査(※2)でも、野菜高騰時に消費者がとった行動として、「代用野菜の活用」が52.4%と最も多くなっています。
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