どうして先延ばしするのか?

2016.8.1 20:05 更新

読了時間:4分18秒

先延ばしする人間には、5種類のタイプが存在する

先延ばしする人間には、5種類のタイプが存在する

頭痛がするのは、二日酔いだからか、偏頭痛なのか、鼻炎のせいなのか、はては脳腫瘍があるからなのか、原因がわかれば治療もしやすくなります。

しかし、物事をぐずぐずと先延ばしにする原因は1つではないと、心理学者で「先延ばしグセ」克服の専門家であるNeil Fiore氏は力説しています。同氏によれば、先延ばしにする人間は、5種類のタイプに分けられるそうで、その見解を『Fast Company』の記事が伝えています。

 

1.完璧主義者

『Fast Company』の記事の中で、Gwen Moran氏は次のように述べています。「Fiore氏によれば、このタイプは、失敗して恥をかいたり非難されたりしないようにいつも気をつけています。プロジェクトの1つの要素に時間をかけすぎてうまく管理できなくなったり、プロジェクトそのものを見て見ぬふりをしたりして、ギリギリになってから慌てて片付けようとするのです」。

インポスター症候群

もしあなたがこのタイプだとしたら、それはそもそも、インポスター症候群(詐欺師症候群。自分の能力や実績を自分で認められない傾向のこと)が重症化しているからです。「このタイプは、自分は不適任だとか、能力が劣っているということが明らかになるのを恐れ、それがばれないよう物事を先送りしてしまうのです」とMoran氏は書いています。

締め切りがどうしても守れず、自分はひょっとしてこのタイプではないかと思う人は、その理由はもしかしたらそもそも他の人のせいなのかもしれません。「このタイプの人間は、口やかましい人間に囲まれていたために先延ばしグセがついてしまったケースが多いのです」と記事は指摘しています。

憂うつ感でいっぱいの人

このタイプは「筋の通った先延ばしグセ」がついた人だと言えます。物事を先延ばしにするのは、やるべきことが嫌で仕方がないからです。「やっていることが嫌いだったり、あまりにも退屈だったりする場合は、やる気を出して行動を起こすのがひと苦労です」とMoran氏。言うまでもないことですよね。

忙しすぎる人

「Fiore氏によれば、やるべきことが多すぎて、どこから手をつけたら良いのかわからなくなることがあります。だから、何もしないのです」とMoran氏は書いています。

運の良い人

このタイプは、これまで困ったことがなかったので先延ばしグセがついてしまった人です。「なかには、プレッシャーがあったほうが良い仕事ができると信じている人がいます。だから、完全に追い詰められるまで先延ばしにするのです。これまでそうしてきて何の問題もなかったのであれば、先延ばしにすることで、実質的に得をしてきたわけです」とMoran氏は記事の中で述べています。こうしたタイプの人は、先延ばしにするクセを直そうと努力する必要がないと感じているかもしれませんが、そんな幸運はいつまでも続かない、と釘を刺す人もいるでしょう。

先延ばしグセを直したい人へ

上の5タイプのどれか1つに当てはまっている場合は、どうすれば良いのでしょうか。『Fast Company』の記事では、それぞれの先延ばしタイプを克服する方法をいくつか紹介していますが、ほかにも防止策があるので参考にしてみてください。
The 5 Types of Procrastinator: Which Are You?|Inc.

Jessica Stillman(訳:遠藤康子/ガリレオ)

元記事を読む

Lifehacker

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