またやっちゃった…を卒業。衝動買いを防ぐ3つの方法とは

2017.4.14 20:07 更新

読了時間:6分16秒

ついついしてしまう「衝動買い」を防ぐ3つのポイント

ついついしてしまう「衝動買い」を防ぐ3つのポイント

お金の使い過ぎを防ぐためにクレジットカードの差し止めをし、買うつもりでなかったものを買ってしまわないようにしても、毎月予算以上の買い物をしてしまう…そんなあなたは今回紹介する、衝動買いしても予算の範囲内に収める方法を試してみてください。

衝動買いを止めるための方法の多くは、自分の意志の力=意志力に着目していないため、うまく機能しません。クレジットカードの差し止めは役立つ方法ですが、クレジットカードが使えなくなったとしても、みなさんは「買いたい」という衝動を持ったままです。

そこで、衝動と向き合う方法として、ファイナンシャルプランナーのCarl Richardsさんは、必要ないものを買いたくなった時と、実際に買う行動まで時間をあけることを提案しています。

買いたい衝動を避けるのではなく、その衝動と闘うのです。問題の本質である自分の意志力と向き合わないと、解決できないのですから。

1. 待ち続ける

意志力を試し、磨き上げるのに一番簡単な方法は、待つことです。

著者の友達は「100ドルの法則」という法則を使っています。これは、100ドル以上のものを買う時は、1週間以上待つことです。こうすることで、その物が本当に欲しいのか、それとも衝動的に欲しかっただけなのか、考える時間ができます。

この法則のポイントは、予算に見合ったお金の使い方について考える時間ができること。さらにおまけとして、待っているうちに値引きされる、なんてこともあります。

とはいえ、衝動買いは少額のこともありますよね。レジ前にあった口紅だったり、Amazonで見つけた新しいスマホのケースだったり。

こういう場合は、著者は10/10ルールを採用しています。これは、10ドル以下のものを買うべきかの決断は10分以内にする、というもの。10ドル以上で、買うことに確信が持てない場合は、それが何であれ棚に戻します。これは基本的なやり方ですが、つい買ってしまうものに関してはこのルールはとても有効です。ちなみに、読者の皆さんの状況に応じて、この金額はカスタマイズできます。

2. 「機会費用」に集中する

目標を持つと、衝動買いは目標の敵になるので、衝動買いを止められます。例えば、借金を7月までに完済したいなら、本当は必要ない靴は9月まで買うのを延期しましょう。

これは経済上の概念で、機会費用と呼ばれており、ウェブサイトは『Investopedia』では「1つの選択肢が選択された時の、他の選択肢からの潜在的利益の喪失」と定義しています。先ほどの靴の例では、必要ないガラクタを買った場合の金額が「機会費用」となります。

ここでのキーワードは「機会」。散財したい衝動を抑えるとき、通常は犠牲を払っている気分になります。犠牲を払うことが好きな人はいませんよね。

でも、お金を使わない理由となる目標があれば、もっと有効な使い方という「機会」が目の前に見えます。その機会を活かすも活かさぬも皆さん次第。でも、そのお金の価値がしっかり分かっていると、衝動買いを止めるのはずっと簡単になるはずです。

3. 戦略的に散財する

節約を始めたとき、著者は自分の意志力の強さに期待しすぎていました。お金を使いたい衝動は抑えられると思ったので、必要経費以外に使うお金の余裕を皆無にしていました。
それから、もっと現実に即した予算を作るには、長い時間がかかりました。お金はただの手段ではない、ということを忘れないようにしましょう。お金を使っても良いのです!これからずっと好きでいられそうなものにお金をたくさん使うのは悪いことではありません。

ただ、そうしたお金の使い方は戦略的におこないましょう。そうすれば、疲れることもないし、バカみたいにお金を使い過ぎることもなくなります。

予算の中に「ごほうび」というカテゴリを作ったり、ごほうびのためにお金を貯めましょう。もちろん、ぜいたくな生活をしなさい、というわけではなく、自分にごほうびをしたくなった時用の資金を作っておくのです。こうすることで、戦略的にぜいたくをすることができます。ごほうび用の金額は自由に設定してくださいね。

ぜいたくをする時は、何か好きな物事を対象にしてください。こうすれば、使った金額以上のものを得られますし、より満足できます。お金の使い道を「好きな物事」「大好きな物事」の2通りに分けてください。

例えば著者は洋服にお金をかけることが好きですが、それ以上に旅行にお金をかけることが好きです。「好き」の中身を追求し、好きな物事ではなく、大好きな物事にお金をかけるようにしましょう。こうすることで、後悔してしまうような衝動買いをせずに済みます。

意志力を磨く過程では、燃え尽きないようにすることが大事です。そのために大事なのは、自分の限界を理解すること。意志力が限りなくある人なんていません。

とはいえ、自分で思っている以上に意志力を持っているかもしれません。だから、その意志力を磨けばよいのです。とはいえ、お金に関しては、意志力を磨くのは特別難しいです。でも続けていけば、必ず努力は実ります。

Kristin Wong (原文/訳:曽我美穂)
Photo by Shutterstock

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Lifehacker
 
 

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