仕事と生活、どちらも充実させる「ワーク・ライフ・◯◯◯」という働き方

ワーク・ライフ・◯◯◯

2016.10.17 15:35 更新

読了時間:5分34秒

仕事と生活、どちらも充実させる「ワーク・ライフ・◯◯◯」という働き方

仕事と生活、どちらも充実させる「ワーク・ライフ・◯◯◯」という働き方

内閣府が2007年に「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」を策定して以降、世の中では育児・介護諸制度の充実や、労働時間の適正化や働き方改革など、さまざまな取り組みが行われてきました。その甲斐あってか、「ワーク・ライフ・バランス」という働き方は市民権を獲得し、結果、多くの企業が働き方を是正することに。また、その潮流の中で「ワーク・ライフ・バランス」は枝葉を広げるようにして、新たな働き方を次々と生み出していきました。今回はそんな進化を遂げた新たな4つの働き方を、関連トピックスとともにご紹介します。

1.“均衡”より“組み合わせ”で仕事と生活の調和を目指す「ワーク・ライフ・ハーモニー」

アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏が語ったことで注目を浴びた働き方「ワーク・ライフ・ハーモニー」は、「ワーク・ライフ・バランス」をベースとしたアイデアでありながら、それ以上の人生の充実度を追求するために生まれた概念。どちらも、仕事とプライベートの両立を図るためのものですが、バランス(均衡)という言葉には「仕事か生活か」というような二者択一の性質がある一方で、ハーモニー(調和)には仕事と生活を時間や場所で区切らず、上手に組み合わせて取り組むことで、相互に良い影響を与え合うという意味を含ませているようです。

例えば、「ワーク・ライフ・バランス」を重視する働き方では、子育てなどの理由で時短勤務を取り入れ、プライベートに向き合う時間を優先して良いと後押しするものなら、「ワーク・ライフ・ハーモニー」では、働く時間帯や場所を制限せず、クラウドツールを駆使したテレワークや、早朝出社、営業時間内の私用を認めるなど、業務時間のスキマに生活を取り入れることを尊重する動きが見られます。

「ライフ」を充実させながらも、「ワーク」で成果を出すことをあきらめなくても良い、という考えには、時間や場所に制限されずに働ける自由度があります。ベゾス氏も「終業時刻を気にして働く社員ばかりだったら今のアマゾンはない」といった発言をしており、達成したい目標がある人や、仕事で夢を実現したい人などに支持されている概念のようです。

2.仕事と生活を統合する「ワーク・ライフ・インテグレーション」

ワークとライフの充実のために、さらなる高みを目指す概念として、「ワーク・ライフ・インテグレーション」という言葉も徐々に耳にするようになりました。

「インテグレーション(統合)」が意味するのは、バランスが持つトレードオフのような性質ではなく「仕事」と「生活」を分け隔てずに取り組むことができるワークスタイル。例えば、海外の時間に合わせて働く必要のある外資系の企業では、定時に帰宅し、家族と食事を楽しんだ後、夜に自宅のPCからテレカンに出席する、といった働き方を取り入れる動きがあります。

「自宅に仕事を持ち帰りたくない」という人からは、公私混同したくないと指摘されるかもしれませんが、仕事と生活の時間を小刻みに管理したい人には最適なワークスタイルと言えそうです。

3.個人を確立し、仕事と生活を豊かにする「ワーク・ライフ・セルフ」

女性の多様な働き方を支援するクラウドソーシングサービス「Woman&Crowd」のCEO・石田裕子氏が提唱する新しい働き方。「ワーク・ライフ・セルフ」が他の概念と異なる点は、「セルフ(個人)」を大事にすることに目を向けることが、ワークやライフをがんばる活力につながるという着想。「仕事」と「生活」の2軸だけで均衡や調和を目指すのではなく、自分らしさを失わず、個性を活かした仕事や働き方を選択することに比重を置いています。

柔軟な姿勢で仕事に向き合うことを受容し、「個人」にフォーカスした働き方を選ぶ人は、ノマドやパラレルワークといったワークスタイルや、給与待遇よりも社会意義を尊重するエシカルな思考の人を中心に広がりを見せています。

進化型は、どちら「か」ではなく、どちら「も」を豊かにする

以上、「ワーク・ライフ・バランス」の進化系の概念を追うことで見えた共通点は、「仕事」「ライフ」「自分」を追求するために、何かをあきらめる必要はないという考え方。どちらかを選択してどちらかを犠牲にするのではなく、すべてを充実させることに取り組むことで、それぞれのファクター間でシナジーが生まれ、より良い働き方が実現できるのかもしれません。

一人ひとりが仕事「も」生活「も」謳歌していける環境が形成されていく動きは、今後もますます加速しそうな予感。次なる「ワーク・ライフ・◯◯◯」として、どんな概念が生まれるか、期待したいところですね。

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