来年に向けて。成功へ導くための目標設定9パターン

2017.12.3 08:07 更新

読了時間:4分46秒

あなたはどの方法?代表的な目標設定9パターン

自分なりの目標設定方法を確立しよう

今年もいつのまにか年の瀬の足音が聞こえてくる時期になりました。みなさんは今年の初めに立てた目標を達成できたでしょうか。「そんなものもあったなあ」と遠い目をしている人もいるかもしれません。

達成できなかった人や、目標の存在すら忘れてしまった人の原因は、「目標の立て方」そのものにある可能性があります。ここではビジネスシーンで活用されている9種類の目標の立て方を紹介し、それぞれ個人的な「1年の目標」に応用するための考え方を解説します。

***目次***

目標の立て方【基礎編】
1.ベーシック法:最も基本となる目標の立て方
2.三点セット法:ベーシック法をより掘り下げるための考え方

目標の立て方【応用編】
3.ベンチマーク法:ライバルを目標設定に役立てる
4.ランクアップ法:「ストレッチ目標」を設定するための切り口
5.期中設定法:「やってみなくちゃわからないこと」も目標にできる
6.SMART:実現可能な目標になっているかをチェックする
7.KGI×KPI×KDI法:3つの指標で進捗管理
8.みんなの目標をみんなで考える:目標=自分で考えるもの、ではない
9.NLP式目標設定法:目標達成後を具体的にイメージする

********

目標の立て方【基礎編】

まずは目標の立て方の基礎が学べる、2つの方法を紹介します。今までいくら目標を立ててもうまくいかなかったという人は、この2つから始めてみましょう。

●1. ベーシック法

「ベーシック法」は「目標項目」「達成基準」「期限設定」「達成計画」の4ステップで構成される最も基礎的な目標設定方法です。私たちは1年の目標を立てるとき、ついつい「個人の目標だから」とどこがゴールで、いつまでにどうやって達成するのかを曖昧にしがちです。これでは到底目標達成はできません。ベーシック法の4つのステップで、まずは目標設定の基礎を学びましょう。

▼目標項目の設定

目標項目は「何を達成するのか」を指します。これには大きく以下の4つのタイプがあります。

①向上・強化

現状ですでに問題のない状態ですが、よりレベルアップさせていこうという目標項目です。例えば次のような目標がこのタイプに該当します。
→去年は英会話スクールに通って英語がだいぶ話せるようになったから、今年は実際に海外に行って英語を使ってみよう。
→去年は食生活改善やジョギングで体脂肪を減らせたから、今年は筋トレをしてもっとカッコいい体を目指そう。

②改善・解消

現状で問題を抱えていて、それを改善したり解消したりしようという目標項目です。該当するのは次のような目標です。
→去年は浪費が重なってほとんど貯金ができなかったから、今年はお金をちゃんと貯めよう。
→去年は仕事ばかりでプライベートの時間がほとんどとれなかったから、今年は仕事を効率化して自分の時間を確保しよう。

③維持・継続

現状を維持すること、今までやってきたことを継続すること自体が難しい場合は、それも目標項目に設定できます。考えられるのは次のような目標です。
→去年は毎月50kmのジョギングを続けてこられたから、今年もこの調子で頑張ろう。
→去年は毎週時間をとってセミナーや資格の勉強をしてこれたから、今年もこれを継続しよう。

④創出・開発

新しいことを始めようとするときの目標項目です。1〜3のタイプに比べると失敗や未達成のリスクが高くなりますが、同時に達成したときの充実感や自分の成長度合いは大きくなります。例えば次のような目標が考えられます。
→去年までは映画や読書なんかの頭を使う趣味が多かったから、今年は格闘技に挑戦してみよう。
→去年までは何をするにしても1人で楽しむことが多かったから、今年はコミュニティに参加して交友範囲を広げてみよう。

どれか1つのタイプに絞って目標項目を設定してもいいでしょうし、タイプごとに設定して失敗や未達成のリスクを分散してもいいでしょう。

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