新常識!? ストレスを成功への活力に変えるのは○○だった

2017.10.22 17:07 更新

読了時間:4分31秒

意外と知らない?ストレスをコントロールする「メンタルヘルスの常識」

ストレスは「避ければいい」わけではない

私たちの日常にはストレスが蔓延しており、つい「ストレス解消法」や「ストレス回避術」といったワードに目がいってしまう人も少なくないでしょう。しかし実はストレスだからといって何でもかんでも解消したり回避したりしていると、むしろ幸福度が下がったり、病気のリスクが高まったりすることをご存知でしょうか。

ここでは、そうした意外と知らない、でも必ず知っておきたいストレスについての知識を、『大人のメンタルヘルス常識 心の風をこじらせないための処方箋』をもとに紹介します。

知っておくべきストレスの「効用」と「弊害」

●ストレッサー、ストレス、ストレス反応

私たちの心は外部から加わる力や刺激(「ストレッサー」)にさらされると、危機や不安、恐怖などの「ストレス」を感じます。そしてこのストレスに対して、心が元に戻ろうとしてアドレナリンやコルチゾールといった神経伝達物質を分泌するなどの「ストレス反応」を見せるのです。

ストレス=悪だと思い込んでいると、「じゃあ大元のストレッサーをなくそう」とか「ストレス反応を抑えよう」という発想になるのですが、実はこれらには人生の充実度や体の健康にとってなくてはならない効用があります。

●知っておくべきストレスの「効用」

例えばストレス下においても安全を確信できれば、私たちの心身は「チャレンジ反応」という状態になり、アドレナリンの分泌量が急増、集中力や自信が強化されるといわれています。いわゆる「ゾーン」「フロー状態」は、このチャレンジ反応のことを指しています。

またスタンフォード大学のカレン・パーカーさんは、リスザルを用いた実験で、幼児期のストレスが大人になってからの行動力や好奇心、問題解決能力や自制心を強化するということを発見しました。

人間の場合もストレスで傷ついた心が回復期に入ると、多くの人が感情の高ぶりを感じるそうです。これは経験に基づく自己変革を、感情がサポートしようとするからだとされています。

命が脅かされるような精神的衝撃が原因で生活に関わるような障害を引き起こす「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」の予防・治療の最前線では、なんとストレスホルモンが投与されています。

テロ攻撃によるPTSDを患った50歳男性が、3ヶ月間継続して1日10mgのコルチゾールを投与した結果、恐怖や苦痛を感じにくくなったという報告もあります。

これはつまりストレッサーから感じたストレスに対する強いストレス反応こそが、心の回復につながっているということです。このことから考えると、逆に「ストレス解消法」や「ストレス回避術」を名目にストレス反応をごまかしてしまう方が、ストレスからの回復を遅らせるともいえそうです。

●絶対に避けるべきは「キラーストレス」

だからといって「どんなストレスに耐えるべし」といいたいわけではありません。実際過度なストレスは自律神経の働きや判断能力の働きを鈍らせ、がんや心臓発作、脳卒中のほかうつ病からの自殺など、直接的な死につながる危険性を秘めているからです。こうした結果を招くストレスは「キラーストレス」と呼ばれています。

キラーストレスは何か単一のストレスの呼び名ではなく、複数のストレスが合わさって引き起こされる状態のようなものです。例えば結婚や出産といった本来喜ぶべきイベントも、大きな環境の変化という意味ではストレスです。

こうしたストレスに会社での左遷や失敗、友人関係のトラブルなどが重なると、キラーストレス状態になって病気や自殺のような結果につながるというわけです。「これからってときになぜ……」というような死には、もしかするとキラーストレスが関わっているのかもしれません。

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