健康のためにも、“賞味期限と消費期限の違い”をおさらいしよう

2017.10.16 22:07 更新

読了時間:3分10秒

【復習】賞味期限と消費期限の違いって何ですか?

賞味期限切れの食品を食べたことがありますか? ある調査機関のデータによると、男女とも「食べたことがある、食べられる」が7割近くだったそうです。食品には賞味期限と消費期限があり、その違いを知っている人も半数以上。でも以外と知らなかった事実や最近の賞味期限事情なども含めてご紹介します。

消費期限の定義をおさらい

品質の劣化が早い「生鮮食品」などに表示されている期限表示で「食べても安全な期限」を示しています。生もののほか、お弁当、調理パン、生菓子(ケーキやどらやきなど)なども消費期限が記載されています。期限切れを食べると食中毒や体調不良の恐れもあるため、期限切れは処分したほうが良いでしょう。消費期限は製造日からおよそ1日~5日になっているそうです(正しい保存法に限る)。

賞味期限の定義をおさらい

カップ麺やスナック菓子、缶詰、清涼飲料水など定められた方法に従って保存した場合に、その食品の品質を保っていられる期間を賞味期限といい「美味しく食べられる期限」を示しています。食品が傷んで食べられなくなってしまう数カ月前に設定されているため、期限切れでも食べることは可能です。直接体に異常をきたすことはまれですが、油を使っているカップ麺、インスタントラーメン、スナック菓子などは油が酸化し過酸化脂質が増えて、風味もかなり落ちますし人によっては吐き気や下痢を起こすこともあるので、色や分離、においの変化に注意しましょう。

意外に長い卵の賞味期限の不思議

同じ牛乳でも超高温殺菌した牛乳は菌が少なく日持ちするため「賞味期限」、低温殺菌した牛乳は栄養価は高いのですが菌が入りやすいため「消費期限」の表記になっています。また、生卵は卵自体に殺菌酵素があるため実は傷みにくい食品で、生鮮食品扱いでも「賞味期限」の対象です。冷蔵庫保存なら57日間生食が可能ともいわれています。ただし、卵白に含まれている酵素が細胞壁を分解していくため、日が経つと白身や黄身の盛り上がりがなくなり、見た目の新鮮さが失われます。卵の殻には食中毒を起こすサルモネラ菌がついていることもあるため、殻が入ってしまった卵は使わないなどの注意が必要です。

2016年の7月から、1年以上賞味期限のある食品の期限表記が「日」から「月」に変わりました。これは、食の安全から期限を1日でも過ぎると廃棄せざるおえないので、年間632万トンもの食品が「食べられるのに廃棄」されている食品ロスを削減するため。安全性は大切ですが、まだ食べられるのに捨ててしまうのは贅沢なのかもしれません。

writer:しゃけごはん

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