iPhone、iPad、Macで1つのアプリが横断して起動するようになるかも。しかも2018年に実現する?

Image: Justin Sullivan/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
iPad登場以来の夢「macOSとiOSの統合」に一歩前進?
これまでのアプリ開発は、iPhone、iPad、Macとそれぞれのデバイスに合わせてアプリを設計する必要がありました。しかしBloombergの報道によると、なんとApple(アップル)は来年にもiPhone、iPad(iOS)でもMac(macOS)でも動作するクロスプラットフォーム向けのアプリ開発ツールを提供する予定なんですって!
来年リリースされるであろう「iOS 12」と「macOS 10.14」でサポートされるこの機能、アプリはタッチスクリーンとマウス、トラックパッドとさまざまな入力に対応することになります。ただ、機能のリリースは来年以降に遅れる可能性もあるそうです。そして、正式な機能発表は来年6月頃の開催が予測されているWWDCでおこなわれると伝えられています。
これによって、なによりも恩恵を受けるのはmacOSプラットフォームでしょう。iOSでアプリが爆発的に増加しているのに対し、macOSのアプリはあまり増えておらず、またそのクオリティも…な印象です。個人的には、iOSアプリがきれいな形でmacOSに拡大表示されるだけでもありがたいかな〜と思います。
なお報道では、フレームワークのUI(ユーザー・インターフェース)やGUI(グラフィックス・インターフェイス)がiOSベースになるのか、それともmacOSベースになるのかは触れられていません。実はApple、写真アプリにてクロスプラットフォーム「UXKit」を2015年に採用していたりするので、その技術がベースになるのかもしれませんね。
長い間、モバイル向けOSとPC向けOSのアプリ開発環境の分断は開発者を悩ませる問題でした。しかしAppleは来年、その前提を根底から覆そうとしているのかもしれません。
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Source: Bloomberg via 9to5Mac
(塚本直樹)
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