更新めちゃ速いニュースアプリ

2016.7.19 12:05　更新

読了時間：7分44秒

爆速ニュースアプリ「NewsDigest」は、なぜこんなにも早く速報を出せるのか？

※出典：GIZMODO

「国内最速」を謳うのには理由がある。

新進気鋭のニュースアプリ「NewsDigest」。スマホ時代の昨今、さまざまなニュースアプリ・サービスが展開されており、それぞれが独自の視点や機能を武器に情報を提案しています。それらの中で「NewsDigest」が何を武器にしたかというと「速度」です。特に、速報のプッシュ通知の速度に注力しているサービスであるとのこと。

んん？ 本当に速いの？

仕事柄、常日頃から幅広いアンテナを張り巡らせてニュースをチェックしている身としては、情報の速度は重要な要素です。そこで、1週間ほど使ってみることにしました。

結論から言いますと、これは確かに「早い」。

話題のニュースを最速でプッシュ通知してくるスマホアプリ

※出典：GIZMODO

サービスのメインはスマホ向けアプリです。

アプリは至ってシンプル。ニュースが「総合」、「速報」、「地域別」の3つのタブでまとめられています。「総合」は、その時々の話題のニュースを配信。「速報」は、主に地震や天候、注意報、事件、時事情報など、情報の早さが求められるニュースや情報。「地域」は、自分の設定した地域の情報をチェックすることができます。

それぞれ配信される内容は、常に更新されています。常に、です。それこそ、「分単位」。

6分前、10分前に発信された情報がもう配信されているんです。読んでいく先から、次々に新しいニュースが登場してくるのには驚かされました。

※出典：GIZMODO

「速報」はまさにジャスト、ナウ、今。地震速報、国際情勢、政治経済、犯罪事件など、速度が求められるニュースが見られます。また、プッシュ通知をオンにしておくと、深夜帯を除く時間帯には、速報としてプッシュ配信してくれます。

災害情報などは命に関わることですし、早いに越したことはありません。ここでの早さは本当に重要です。

※出典：GIZMODO

ニュースに対するTwitterのコメントなどを自動取得して配信する「ライブ機能」も便利。この機能は、話題性の高いニュースや継続的な情報取得が求められるニュースについて、Twitterでの反応や追加情報が随時更新されるというもの。

これは、これまでのニュースアプリにはなかったサービスかも？確かにその時だけじゃなくて、継続的に追っておかねばならない話題ってありますもんね。

NewsDigestの早さの理由は「ロボット」化だった

早い。NewsDigestは確かに早かったのです。

しかし、こうなるとなぜ早いのか？と、その仕組みの方が気になってしまいます。調べてみたところ、どうやらこの早さの秘密は運営元であるJX通信社が持つ「言語処理とデータ解析のノウハウ」の成果にあるようです。

※出典：GIZMODO

JX通信社のもつデータ解析エンジン「XWire（クロスワイヤ）」は、ニュースサイト、RSS、そして情報速度の早いTwitterの投稿など、さまざまな情報ソースをクロールし解析。それらのカテゴリ分けやタグ付けといった編集を行なって配信しています。

NewsDigestには、このエンジンが使われています。そう、ニュース収集に必要なフローが、人間の手を介さずに自動化されているのです。つまりニュースを集めて配信しているのはAI、ロボットだったのですね。なるほど、これなら早さの理由も頷けます。

また、XWireを使ったサービスは、報道機関でも使われているとのこと。精確性が求められる現場で使われているとなると、信頼度は増しますね。

必要なニュースを、情報を。まさにその時に

※出典：GIZMODO

1週間ほどNewsDigestを使ってみた感想ですが、やはり「早さ」は武器になることを確信できました。「総合」ニュースでは多岐に渡るジャンルを扱っていますし、更新速度は本当に高速でホットな話題が届きます。

「速報」のプッシュ配信に関しても、重大な事件・事故など最新の状態が知りたい時、常にソーシャルに張り付いていなくても、最新情報が送られてくるのは便利で安心感に繋がります。AppleWatchに対応しているので、手元でニュースをチェックできるのもGOOD。でも、正直言うと、使う前は速報がポンポン通知されたらノイズだらけになってしまうのでは？と、若干の危惧も抱いていたんですけどね。

確かにプッシュされる速報は多い時もあります。でも、それらは主に災害や時事に関連する重大なニュース、地域に関するニュースといった自分への影響が懸念されるような情報です。

ある意味入手しておくべき、必須な情報であると考えると、それらを高速で通知してくれるこのシステムは有益ではないでしょうか。