広告への活用も続々。注目のモーションコミックとは?

2023.8.4 17:00 更新

読了時間:5分52秒

SNSやYouTubeで最近幅広く活用され注目されている「モーションコミック」を知っていますか?モーションコミックはその視認性などから、広告としての活用も広まっています。今回はモーションコミックの特徴とメリット・デメリットについて解説します。

モーションコミックとはどんなもの?

モーションコミックとは動画コンテンツのひとつで、漫画のイラストを動画に編集し、そこに音声やBGM、効果音などを乗せたものを指します。SNSなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。モーションコミックは視覚的にも聴覚的にも楽しめるため、SNSなどWeb上のコンテンツと相性が良く、SNS広告やマーケティング投稿などに幅広く活用されています。

以前から漫画広告はプロモーションに活用されてきた

モーションコミックが登場する以前から、漫画広告はテキストよりも目に留まりやすく、読むハードルが低いことから、多くの企業のプロモーションに活用されてきました。モーションコミックは、漫画広告に動きや音声などを加えることで、さらに感情表現が豊かになったクリエイティブです。文字と声という2つの手段で情報を伝えることで多くの人の目を惹き、記憶にも残りやすくなります。たとえば、モーションコミックの音声に有名声優を起用すれば、大きな話題を生むことも狙えます。様々な企業がモーションコミックでのマーケティングに注目しており、今後さらにSNS施策での需要が高まってくると言えるでしょう。

モーションコミックをマーケティングに活用するメリット

モーションコミックをマーケティングに活用するメリットについて見ていきましょう。

ストーリー仕立てのため、広告感を抑えて訴求できる
モーションコミックが他の広告と異なる一番の特徴は、漫画と同様、ストーリー仕立てであることです。多少難しい内容の説明やマーケティングだったとしても、ストーリーに沿ってキャラクター同士の掛け合いや起承転結を通して構成することにより、内容が頭に入ってきやすく、商品やサービスの内容をより深く認知させることが可能です。また、他の広告より広告感を抑えられるため、広告と気づかずに最後まで見てしまうことも少なくありません。さらには、広告とわかっていながらも面白いので最後まで目を通すという人も多くいます。

説明が難しい商品にも有効
モーションコミックは、文章や写真だけでは説明が難しいような商品の訴求にも有効です。自分で内容を読み解かずとも、声と文字で解説されるため、文字や写真よりも理解しやすく、印象に残りやすくなります。また、比喩表現や擬人化など、文字では難しいアプローチ方法をとれるのも利点のひとつです。モバイル関連や不動産などの複雑なサービスの説明にも適しています。

共感や感情移入によって商品・サービスとの距離が縮まる
ストーリー性のあるモーションコミックは、見ている人を共感させたり、感情移入を狙えるツールです。モーションコミックを見ているうちに、視聴者は、登場人物と自分を重ね合わせて、商品やサービスの魅力を感じるようになります。そうすることで、より商品やサービスへの興味関心を惹くことが可能です。

モーションコミックをマーケティングに活用するデメリット

モーションコミックをマーケティングに活用することにはデメリットもあります。デメリットについて見ていきましょう。

特有のノウハウやスキルが必要なため制作コストがかかる
モーションコミックの制作には、一般的な動画広告とは異なり、漫画制作・アフレコ挿入などの工程があります。そのため、特有のノウハウやスキルが必要です。そのため、モーションコミック制作経験者でないと納得のクオリティに仕上げることは難しいと言えるでしょう。専門家に頼むことを前提とすると、制作には相応のコストが必要となる点はデメリットと言えそうです。

なお、モーションコミックの制作には、大きく分けてアニメーション制作会社に依頼する方法と、個人のクリエイターに発注する方法があります。クラウドソーシングなどを利用すれば、制作会社に依頼するよりも安い費用でモーションコミックの制作を発注することが可能ですが、クオリティはクリエイターによって差があるため事前の情報収集、比較検討が必要です。

同じモーションコミックでも、モノクロよりもカラー、イラストの動きなしよりも動きありとすると費用が高くなります。また、細部にこだわる場合はオプション費用や修正費用もかかるため、相場よりも費用が高くなることを覚えておきましょう。

情報量の多い商材には向いていない
モーションコミックは短時間のムービーで訴求します。モーションコミックは先に述べたように、難しい情報を簡易的に伝えることに適していますが、多くの情報や詳細な情報を伝えたりすることには向いていません。注目されているからとむやみにモーションコミックを取り入れるのではなく。自社の商品・サービスがモーションコミックでの訴求に適しているかどうかをしっかりと吟味することが大切です。

まとめ

漫画と動画の特徴を併せ持つモーションコミックは、視聴者の注目や興味を集めつつ、情報をわかりやすく伝えることができるコンテンツです。モーションコミックを活用したSNS施策はまだまだ目新しく、大きく注目されているマーケティング手法のひとつです。マーケティング手法のひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

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