子育て中は仕事ができるという科学的根拠

2017.5.16 12:07 更新

読了時間:3分51秒

子育ては仕事の生産性を高める:研究結果

子育て

Inc.子育ては親に途方もないほどのストレスをもたらします。ある調査では、「ワークライフバランスは苦しい」という親たちの叫び声が聞こえてきそうな結果でした。あるいは、「すべてをこなすには生産性の忍者にならねばならない」と表現するブログもあります。

私も昨年子どもを授かり、その意味がわかるようになりました。コマ切れの睡眠、ものすごい量の洗濯物、数えきれないほどの責任など、子どもの影響力は計り知れません。でも、それだけの努力を要するというだけで、仕事の生産性が下がるわけではないのではないでしょうか?

サイト「Wise Bread」の記事に、この疑問に対する科学根拠のある答えが書かれていました。時間がないと嘆くワーキングペアレントの皆さんにぜひ読んでほしい内容だったので、かいつまんで紹介します。

働く親が子どもに与えるメリットと、子どもが働く親に与えるメリットを紹介したその記事において、ライターのBrittany Lyteさんは、子どもがいる人ほど生産性が高いことを示す研究結果を引用しています。

子育て中の親は生産性が高い

子だくさんの母親ほど、仕事の生産性が高まります。これはたとえば、授乳をしながらお昼ご飯を準備しつつ、烈火のごとくメールを送りまくるスーパーママのおかげです。Federal Reserve Bank of St. Louisの研究では、30年のキャリアの中で、母親は子どもを持たない女性よりも業績がいいことがわかりました。とりわけ、2人以上の子どもを持つ母親の生産性がもっとも高かったそうです。なお、子どもの人数と仕事での生産性の相関は、男性でも見られました。しかし、女性のほうが顕著でした。

子どもがいる人は、一般的にリーダーにも向いているようです。

クラーク大学を中心とする研究によると、親は職場で高い能力を示す傾向があります。特に、マネジャーの役割に向いています。なぜなら、マルチタスクの方法、ストレスへの対処法、交渉術を知っているから。子育てのスキルとマネジメントのスキルには共通する部分が多いのです。

Lyteさんの記事には、働く親としてのメリットがもっと書かれています。また、親が働いていることが子どもの人生に与える好影響も書かれていました。

まとめると、記事で紹介されている研究結果を読めば、会議に出かけようとしているのに今日3回目のヨーグルトをこぼされ、泣きそうになりながら拭いているあなたを勇気づけてくれるかもしれません。

気分が落ちていると、働きながら子育てをするのはどちらにとっても悪いことなのではないかと思いがちです。でも、そんな風に悩み始めてしまったら、ここで紹介した研究結果を思い出してください。仕事と子育ての両立は、どちらにとってもプラスになるのです。

Want to Be More Productive? Have Some Kids | Inc.

Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
Photo by gettyimages.

元記事を読む

Lifehacker


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