人間はこの先AI(人工知能)とどのようにつきあっていくべきだろうか?

人工知能と倫理
人工知能(Artificial Intelligence – AI)は日々進歩しており、もはや既に私たちの日常に欠かせないものとなりつつある。
一方で、このようなAI技術の発達に対してはSF小説・映画や各界の著名人等からの懸念を表明する声も後を絶たない。
人間はこの先AIとどのようにつきあっていくべきだろうか?
現実の人工知能技術と人型ロボット
そもそも人工知能は現在どの程度進歩しており、どのような場面で応用されているのか、まずはそこから始めたい。
最も分かりやすい例としては、例えばホンダが早くも1986年の時点で発表した「アシモ」(第一号E0)が挙げられるだろう。

via:Honda
この時点での「アシモ」はまだ動きもぎこちなく、とても既存の雇用や人間の存在そのものを脅かすような存在というほどには見えなかった。
ところが現在では「アシモ」以外にも世界各国で人型ロボットが研究・開発されており、アメリカのボストン・ダイナミクス社が開発した「アトラス」などは既に軍用機として実用化できるように改良が進められている。
さながら「ターミネーター」のような未来を予想させる不気味さを感じさせるほど、人工知能は進歩してきるのだ。
ただ、著名な人工知能研究者のデミス・ハサビス氏は現状では近い将来に「ターミネーター」あるいは「スカイネット」レベルの自立性を持つ人工知能の開発は「非常に非現実的」と見ている。
とはいえ、例えばiPhoneに使用されているsiriは自立的に思考するシステムではないとはいえ、これでも既に人間とある程度の「会話」ができるようになっている。
ネット上でも「siriの~という質問に対する答えが怖い」という類の投稿は多数みられる。
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