結局何ができる? 「Google Home」を1週間使ってみて分かったこと

2017.11.17 18:07 更新

読了時間:6分54秒

本当に便利? 結局なにができる? 『Google Home』を1週間使ってみてわかったこと

連日テレビでGoogle HomeのCMが流れているので、「話しかければいろんなことができるっぽい」くらいはわかるものの、実際の日常生活でどのように使うのか、設定は難しいのかなど、気になることはたくさん。

そんな人のために、Google Homeを実際に1週間使ってみて、起動するための設定方法、具体的な操作、どんなことができるのか、日々の生活がどう便利になるのかレポートしたい。

Google Homeでできること

Google Homeは「スマートスピーカー」のひとつで、スマートスピーカーとは無線通信接続機能と音声操作のアシスタント機能を持つスピーカーのこと。本体にはマイクも内蔵されており、話しかけることによって、たとえば下記のような応答や動作をしてくれる。

・簡単な調べ物
・天気予報を確認
・ニュースを聞く
・アラーム
・スケジュールの確認
・計算をする
・音楽の再生
・スマート家電のコントロール

まずは手順から説明したい。

①Google HomeをWi-Fi接続

Google Homeを使用するにはWi-Fi環境が必須だ。設定は専用のAndroid/iOSアプリで行う。電源につなぐと本体のトップパネルのLEDが点灯、スマートフォンでアプリを起動するよう、女性の声で促される。早速アプリを立ち上げてアカウントを選択すると、スムーズにGoogle Homeハードウェアを検出した。

②OK Google! Googleアシスタント設定

まず、Google Home起動させるために必要な合言葉となる「OK Google」「ねえ Google」という言葉を2回ずつ発音して本体に記憶させる。この合言葉を発声することでGoogle Homeは起動するのだ。ちなみにGoogle Homeは6人まで声を識別してくれる機能を搭載しているので、家族ごとの予定を声だけで個別に確認することも可能だ。次に交通情報や天気情報を得るため、Google Homeを使用する場所の住所を登録する。

③音楽サービスを追加

最後にGoogle Homeで使用する音楽サービスを追加する。2017年10月の時点ではGoogle Play MusicとSpotify、AWAに対応しており、筆者はSpotifyの無料サービスを追加した。これで基本的なセットアップは完了。5分とかからず、スムーズに設定できた。

いろいろと話しかけてみる 「おーけーぐるぐる!」でも反応

早速「OK Google」と話しかけると、トップパネルのLEDが青/赤/黄/緑に点灯し、プログラムが起動したことがわかる。まずはベーシックに「今日の天気は?」と問いかけると、「今日の渋谷は、予想最高気温19℃、最低気温14℃、晴れときどき曇りでしょう」と答えた。あまりのスムーズさにまずは驚く。これはもう、ほぼ会話のテンポといえる。


「OK Google」と話しかけると、トップパネルのLEDが青/赤/黄/緑に点灯

次に、「今日のニュースは?」と問いかけると、直前に放送されたNHKニュースの録音が再生される。使用感はとても自然で、朝の用意をしながら情報をインプットすることができる。ある程度ボリュームのあるニュースを知る方法としても、理にかなっていると感じた。

筆者の自宅は駅から遠く、雨の日はバスを使うのだが、バスは1時間に3本しか来ない。そこで、Google Homeに「次の渋谷行きのバスは何時?」と聞くと、「最寄りの停留所◎◎からの次の渋谷行きのバスは、◎時◎分発です」と即答。ほかにも「近くの小児科は?」といったローカル情報には、自宅から最も近くにある1件を紹介してくれた。

続いて「今日の予定は?」と聞くと、筆者のGoogleアカウントにひも付いたカレンダーの予定を読み上げてくれる。「15:00になったら教えて」と言っておけば、当該の時間になるとアラームが鳴り、トップパネルのLEDが点灯する。


指定した時刻にアラームが鳴るとトップパネルのLEDが点灯

このような感じでいくつか問いかけてみたが、音声の認識違いから突拍子もない答えが出されることはなく、現状でできないことは「すみません、お役に立てそうにありません」と返事。が、質問の仕方によって返答が変わることもしばしばだった。たとえば、「支離滅裂ってどんな意味?」と尋ねると、「すみません……」となるが、「支離滅裂の意味は?」と簡潔に問いかけると、「統一もなくバラバラな状態……」と答える。この辺りは、使う側にもコツが必要なようだ。

内蔵マイクの感度は良好で、ソファから2mほど離れたテレビ台の上に置いた状態で、普段家族と話をするテンションで話しかければ、きちんと反応する。最初に筆者の声を学習させたが、妻の声でもまったく問題なく操作が可能。3歳になる長男が「おーけーぐるぐる!」とテンション高く話しかけても、3回に2回は起動した。

音楽プレーヤーとしての実力

次に、音楽プレーヤーとしてのGoogle Homeにフォーカスしてみよう。「OK Google、音楽をかけて」と指示すると、先に登録したSpotifyから洋楽のポップスが再生された。

次に「ノラ・ジョーンズの曲をかけて」とアーティストを指定したところ、ジュリー・ロンドンの曲がプレイされた。これはSpotifyの無料サービスでは、指定したアーティストのステーション(関連性の高い楽曲のプレイリスト)がかかる仕様のため(もちろん、指定したアーティストが1曲目にかかることもある)。

とはいえ、聴きたいアーティストに近いムードの音楽をかけてくれるし、 “自分が知らなかった、好みに近い曲を聴ける”というラジオ的な楽しみもある。もちろん再生中に「OK Google、この曲はなに?」と問いかければ、アーティストと曲名を音声で答えてくれ、アートワークはアプリに表示される。

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