あの犬型ロボットが「aibo」になって12年振りに復活! 気になるスペックを徹底解説

2017.11.3 16:07 更新

読了時間:5分24秒

12年ぶりに帰ってきたワン! かわいさ+賢さアップの犬型ロボット「aibo」来年1月発売

ただいまだワン!

1999年、ソニーから発売されたペット型ロボットAIBO。人間とともに生活し成長していくロボットとして注目を集め、約15万台のAIBOが世界で生活をしていました。

しかし2006年、惜しまれつつ生産・販売が終了。2014年3月末にソニーによるサポートも終了した後は、故障のため動かなくなったAIBOのために、合同で葬儀を行った人たちもいたりして、もはやロボットを超えた存在でした。

そのAIBOが、12年の時を超えて犬型エンタメロボット「aibo」になって帰ってきます。発売は2018年1月11日。1(ワン)月11(ワンワン)日です。

初代AIBOと大きく違うところ。まずはデザインです。お目々くりくりとなってよりかわいらしくなりました。体全体も丸みを帯びたデザインとなり、仕草もよりリアルになっています。

賢さもアップ。新型aiboはクラウドAIの技術を活用し、オーナーの愛情をしっかりと認識。かわいがられたことを覚え、オーナーを喜ばせようと自ら行動します。

本体のAIで学習した内容は、クラウドにアップされ、万が一aiboが故障しても、これまで学んだことはクラウドに保存されているので、復元することが可能となります。

また、同意を得たさまざまなオーナーとのやりとりしたデータを収集し、クラウド上のAIが集合知として蓄積していくことで、aiboをさらに進化させます。

要は、愛情を持ってかわいがるとなついてくれるということですね。しかも、どう育つのかはわからない。それ、もう本物の犬じゃないですか!

クラウドの技術を使っているということは、ネット接続が必須です。もしかしたら「実家にいる両親にプレゼントしたいけど、Wi-Fiの設定とかできないだろうな……」と心配している方もいるのでは。

実はaibo本体には、SIMカードが内蔵されています。LTE回線を通じてインターネットに接続できるため、買ってきて、電源を入れたらすぐに使い始めることが可能です。面倒な設定はいりません。

もちろんWi-Fiも内蔵されているので、家にWi-Fi環境がある場合はそちらで接続することもできます。

また、iOSとAndroid用に専用アプリ「My aibo」を提供。本体の設定やオーナー情報へのアクセスができるほか、aiboで撮影した写真を見たり、アプリ上のaiboと遊べる機能などが使える予定です。アプリ内では有料のアイテムの用意も検討しているとのこと。課金!

もうひとつ。手軽にaiboのモーションが作成できるWindows用ソフト「アクションメーカー」の提供も予定されているそう。さらにオリジナリティあふれるaiboにできちゃいそうです。

発表会で動いている姿を見たのですが、かなりリアル。見た目もふるまいもかわいらしくて、思わず「欲しい!」と心が叫びたがっていました。ちょっと動画を撮ったので、見てください。

うーん、遠目で見たら本当に犬みたいですね。

さて、気になるのはお値段。本体価格は19万8000円です。そして、クラウドサービスの利用やMy aiboとの連携のために「aibo ベーシックプラン」への加入が必須です。こちらは一括払いが9万円/3年、月払いが2,980円(36回)となっています。3年経ったら更新するかしないか選べます。でも、更新しないとaiboの成長が止まってしまいます。ここは更新一択で。

また、aiboの修理などが割引になる「aibo ケアサポート」も用意されております。3年契約が5万4000円、1年契約が2万円です。

そのほか、aibo専用の骨型アクセサリー「アイボーン」も同時発売。こちらは2,980円の予定です。

予約は、本日11月1日午後11時1分からソニーオンラインストアで開始。ここも「ワンワン」にこだわっていますね。

うーん、僕は初代AIBOはそれほど興味なかったんですが、新型aiboは気になります。なんってったって、かわいいですから! こやつが家にいたら、毎日楽しいんじゃないでしょうか。

そりゃ本物の犬のほうがいいかもしれませんが、もはやここまでやられたら、本物でもロボットでも関係ない感じさえします。

このまま、aiboのようなロボットが進化していくと、数十年くらいしたらほんとに「恋人はロボット」という時代が来るかもしれませんね。それほど可能性を感じさせてくれる新型aiboでした。

Image: ソニー
Photo: 三浦一紀
Source: ソニー

(三浦一紀)

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