ブックディレクター直伝。“知の泉”である書店の超活用術

2017.9.14 17:07 更新

読了時間:2分35秒

読書をスタートのスイッチに!読書家が教える書店の活用術

この時代だからこそ改めて見直したい書店の価値

ブックディレクターの幅允孝さん(有限会社BACH代表)は、著書の『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』の冒頭でこんなことを述べています。

“人が本屋に来ないので、人がいる場所に本を持ち出していく仕事をしている。検索型の世の中において、知らない本に偶然出くわす機会を日常の中に点在させたいと思い、続けている仕事だ。”

この文章に、書店の価値が凝縮されています。
「知らない本に偶然出くわす機会」です。

ただ、単に「知らない本」という意味ではインターネット上でもいくらでも目にすることはあります。そうではなく、自分にとって価値のある今はまだ知らない本に出くわすために、書店という存在は依然として重要な存在であると筆者は思います。

今回は、筆者の読書についての考え方を述べた上で、書店の活用術について紹介します。

目的としての読書と、手段としての読書

筆者は、ゆるやかにではありますが、読書を二種類に分けて捉えています。

一つは、読書自体がエンターテイメントであり読書すること自体を楽しむ、目的としての読書。

一つは、何かを学ぶため、知るため、調べるために書籍を活用する、手段としての読書。

前者は、筆者にとっては主に小説があたります。後者は主にビジネス書です。もちろん小説から何かを学ぶこともありますし、ビジネス書を時間を忘れてのめり込むように読破することもあるので、二項対立的な扱いではありません。

また、雑誌は楽しさや暇つぶしを目的としながらもそこから情報を得るために読むこともありますので、区分けが難しい存在です。ただ、筆者が書籍(雑誌含む)を手に取って読み始めるときは、何となく脳内で用途を分けて捉えている節があります。

そしてここから先は、読書を「何かを知るための手段としての読書」と捉えて話を続けます。

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